「エミリーパリに行く」のざっくりあらすじと感想

予告編を観ている時から気がついていたこと、それは「いい歳したおじさんが観るにはハジけ過ぎの作品なのではないか?」という予感。実際それは的中だったわけですけど、それでも楽しめなかったわけではないし面白くなかったわけでもない。なので女性は勿論男性でも十分楽しめる作品。1話30分と短いことと、内容も非常に明るく軽いものなのでサクサクとスナック菓子感覚で観ることができる。

ざっくりあらすじ

シカゴにあるブランディング会社(イメージとしてはランドーのような会社しか思い浮かばない)に勤めるエミリー。彼女がパリに行き慣れない土地で仕事と私生活を充実させようと孤軍奮闘するドラマ。てっきりパリに行ってカフェ〜でお茶したり、ハイブランドを身に纏ってパーチィピーポー三昧するような若干足りなそうな女の子を描くような内容ペラッペラのドラマかと思っていたのですがそんなこともなく。若いわりに物事をしっかり考え健気かつしたたかに頑張る女性の姿がそこにあり共感を覚える作品でした。

感想

リリーコリンズが綺麗すぎる

世の中には綺麗な女優さんって本当にたくさんいるんだなと思わせてくれる女性でした。リリー・コリンズ。恐らく彼女をフォローしているような若い世代の人には馴染みが薄いはずですが彼女のお父様は有名なフィル・コリンズ。1980年代〜90年代に活躍したイギリスのミュージシャンです。独特でハイトーンな声質が印象的でCMとか映画の主題歌でも耳にするような超一流のミュージシャンですので日本でも40~50代のお父さん・お母さんたちの間では知っている人も多いのではないかと思います。彼の代表的な作品で「Easy Lover」なんていう曲があります。一度は聞いたことがあるような・・・そんな方も多いのではないかと。

脱線しましたので本題に戻ります。

リリー・コリンズ。美し過ぎる・・・。美女に共通することですがどんな角度から見ても、どんな服装・髪型・メイクの時でもひたすら美しい!男性目線でいうと若干眉毛が太いというところで好みが別れるのかもしれないけど、私的には彼女の顔のバランスに合っていると思うのでこれも好きです。

パッと見華やかでキレのあるモデル顔なのでお高くとまってそうな役かと思いきや、作品中ではどちらかというと可愛らしく愛嬌があり、型にハマらない奔放な女性という役どころ。

パリに行って外様扱いされるエミリー

エミリーはシカゴのブランディングのコンサルに勤めているのですが、その会社が買収したのがフランスにある同業の会社。エミリーはそこへ出向という形で行くことになるのでした。ということは立場上本社の息のかかった人間の派遣ですからエミリーはいくら若いとはいえフランスの現場でも一目おかれる存在になるはずなのですが、どういうわけか超冷遇されることになります。結果的にこの微妙な立場が良いスパイスになってその後のエミリーのサクセスストーリーを演出してくれることになります。

序盤の展開を見ていると、フランス側のプロパー社員がとにかく意地悪。フランス語を話せないとやっていけないとか、単なる文化の違いなのに「粋なのはフランス流」みたいなニュアンスをいちいち突いて攻撃してくる感じ。感じわるぅ〜。

勿論誇張されているのは承知していますが、それを理解した上でみてもこのドラマに出てくるフランス人像って主張強過ぎで超めんどくせ〜奴という印象しか覚えません。私だけなのかなぁ?実際にこんな奴らばっかりだったらフランス人が嫌いになりそうです。

フランスdisがなかなか辛辣

作品中、度々出てくるのがフランスに対してのディスり(disrespect)。さらっと触れているようにみえるけどなかなか辛辣。

  • フランス人はとにかくキスが多い
  • なにごとにも保守的。
  • パリ市内なのに野糞がやたらとある
  • フランス語が話せないと意地悪される
  • 女性・男性名詞の使い方や「r」の発音がわかりずらい

こんなシーンが良く出てきます。ブラックユーモアの類なんだと思いますけどこれがなかなか的を射ているというか。さきほどのプロパー社員(というか意地悪なのはシルヴィだけだけど)が意地悪をして「パリに来たらこちらの文化に従って!」みたいな高圧的な態度を強めれば強めるほど、このディスりが引き立つから尚面白い。バカにしてきた相手を影でバカにするみたいな表現が絶妙です。

エミリー。軽い女説

結論を言ってしまうと、お互いに意識しまくっていたエミリーとガブリエルの恋愛は最後まで成就することはありませんでした(体だけは結ばれたけど)。それはそうと、そこまでの過程でとにかくエミリーはいろんな相手と寝まくってた。

ガブリエルのこと好きなんだよね?なのになぜ別の男と・・・。しかも見せつけるように?もちろんあちらはミンディという彼女がいるから叶わない恋なのはそうなんだけど、それでも好きだったらわざわざ嫌われるようなことしないよね?ガブリエルの部屋に聞こえるようなあえぎ声とかあげないよね?

ということでドラマ中盤にふと思ったのだけど「エミリーってもしかしてただのやりたいだけの女の子なのか?」と。

おじさんは古い考えなので全く理解できず。

自分がエミリーの立場だったら(とおじさんが真面目にこう考えるのも気持ち悪い話だけど)わずかな望みに期待してガブリエルを待ちたいから、誤解されるような行為はしないな。したとしても影でこそこそやるかな。

ボーッとしたい時に観ると良い作品かも

とにかくストレスがかかるシーンはほぼ無いお気楽な作品ですので、「何観ようかな?」と悩んでいる時なんかにもってこいな作品ではないかと思います。ちなみにドラマはさらりと良い終わり方をしたので、いろいろな方向に展開させて次の話をスタートさせるのは容易なはずです。

「シリコンバレー」シリーズもそうだったけど、30分1話って非常に良い。作る側としてはこの短い時間に話を上手に突っ込まないといけないので長尺ものよりは遥かに頭を使うところだと思いますが観る側としては短編って疲れを感じないで観ることができるのでありがたいです。

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