「ノーカントリー/No Country 」ざっくりあらすじと感想

トミー・リー・ジョーンズ、ジョシュ・ブローリン、ウディ・ハレルソン。そして主演はアントン・シガー役のハビエル・バルデム。

ざっくりあらすじ

おかっぱの殺し屋アントンが、目的のためにひたすら邪魔者を排除していくという映画。人の命を奪うほどの理由はなく、あえて言えば「なんとなく」人を殺めていくというかなりの問題作品だと思います。

感想

プロモーションのサムネイルにはハビエルの不気味なおかっぱ(野郎)頭が写っているので、なんとなく不気味な映画だなと誰もが気づくのではないかと思います。その印象は正解!という映画です。

さて内容。クソッタレ映画ではあると思います。理不尽な暴力がだいたい10分に一回程度行われていきます。アントン・シガー(ハビエル)は殺し屋なので、当然人を消すシーンは多めになるのは当然なのですが、それにしても「殺される理由が見当たらない」人までどんどん消していきます。

殺しの流儀なんてものはない。

殺し屋にも流儀があるのがこの手の映画のお約束だと思ってきました。今まで観てきた映画でほぼ共通していたことは、一流のプロになればなるほど純粋にターゲットだけを自然に始末し、そして周囲を巻き込まずほぼ痕跡を残さない。これが流儀だったのではないかと。それがこの映画で完璧に否定されます。シガーの場合、ターゲットはもちろんですが、それに関わる人、またそのターゲットにたどり着く過程で関わる人をまるでゲームのように殺していきます。理由は?とくにありません。コイントスで当たれば助ける、当たらなければ・・・というような方法を用いたりもします。まさにクソ中のクソ。一流の殺し屋から言わせたら「外道の中の外道」という言葉も聞こえてきそうなのがアントン・シガーです。

だけど、彼の腕は超一流。やることは外道なんだけど腕はピカイチ。ということで、俗に言う「キレッキレでいっちゃってる人」に分類される人間なのでした。

何を伝えたい映画なのかは全くわかりませんでした。決してシガーのような異常殺人鬼を称賛するものでもないのですが、かと言ってこれを全否定するような映画でもない。ただただ淡々と人を殺していくだけ。この映画がなんで成り立つのかがさっぱりわからないけど、あっという間に観終えてしまったのは事実です。面白いとかいう感情は一切なく、毎回「コイツはなんの為にこんなに人を殺すんだ?」という疑問を抱えながらの約2時間でした。ムカつくけど・・・最後までじっくり観せられてしまった。そんな映画です。

後味は悪いけど、スカッと観てしまう不思議な映画

当然ですが共感する点などまるでなく、いちいちこのおかっぱの無意味な行為を観ていくことになるので「こいつアホなん?」という驚きの連続しか感想はありません。こんな映画まともに評論している人など居ないと思いますけど、もし居たとしたらどういう評価をするのだろう?という好奇心すら出てくるくらい、私にとっては「クソ中のクソ」映画でした。ゴミ映画、カス映画。

だけど・・・ありえないほど無意味過ぎて、それゆえ次の展開に興味が湧きすぎるのでついつい「次が観たい!」と思ってしまう映画でした。こんなクソ映画にまんまと嵌められてしまいました。

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