「SUIT」系が好きな人にオススメのドラマ「BULL/ブル」

最近プライムビデオに追加されたばかりのこのドラマ。面白いです。数話観ただけですがハズレじゃないことだけは理解できました。

みどころ

法廷ドラマだけど、弁護士には一切フォーカスしていない

この構成とても斬新なので、少し意外に感じる方も多いと思います。実際私もそのひとりで、「なんで法廷に天才心理学者が毎回出てくるわけ?」と、視聴前にはプンプンと「ク◯ドラマ」の香りを感じていました。が、蓋を開けてみればなんて面白いんだ!ということに。

このドラマは弁護士はほぼ活躍しません。活躍しないと言っても全く出てこない訳ではないのですが正確に言うと、駒のひとりとしては活躍するというレベル。最終的に活躍するのはBULL先生ひとりという感じです。なので、心理学者が法廷を全て仕切るということになります。そんなのあり得ないよね?と思う方、そういう野暮なことを言ってはいけません。

謎解きに意外性があるので飽きない

作りが荒っぽいドラマですと、だいたいオチがわかる展開が多いと思いますがこのドラマは意外にもしっかりとした仕立てになっています。心理学者を毎話かませるだけでも大変だと思うけど、加えて秀逸な種明かしを良くここまで出せるなと関心してしまいます。途中「これかな?」なんて安直に謎解きしてしまうと、だいたい裏切られる展開に・・・。最後は「まさかの?」ということが多い。ちなみに、毎話真犯人が捕まったりすることが多いのですが、あまりにも意外すぎて「マジで?」というエンディングも無くはないです。でも、本筋はしっかりハッピーエンドなので、生焼け感はほぼありません。

SUITとは違った面白さ

SUITの場合、BULLとは全く毛色が違い、泥臭く、薄汚く、騙し合いや裏切りなどが満載なので、どちらかと言えばシリアスな展開が続いたりでドンヨリとしたラストのことのほうが多いのですが、BULLは全く違います。絶対に勝って終わるので毎話スカッと爽快で観終えることができる。

掘り出し物感があるドラマ

それほどメジャーな作品ではないと思うのですが、あっさり観れるので個人的に結構好みの作品です。しばらく観続けてみることにします。

シーズン1

毎回1話完結。よって継続していく柱というか全体を通した流れみたいなものはありません。キャストについても特にこれ!という人は出ていません。敢えて言うならブル先生。どこかで観た顔だけど思い出せなかったのですが、あまりにも気になって調べてみたら、「ダーク・エンジェル」のローガン役だったマイケル・ウェザリー。懐かしいなぁ。ジェシカ・アルバとはどうなったんだ?とか、そう言えばジェシカ・アルバは「シンシティ」あたりから露出減って最近観ないけどどこで活躍しているんだ?なんてことをいろいろ考えていました。少し調べてみたら、「メカニック/ワールドミッション」にも出ていたそうで・・・記憶に無いけど。

それと、TACの主要メンバーの弁護士でブルの義弟ベニー役。この俳優さんは置いておくとして吹き替えが古谷徹先生です。役と声の相性はともかく、美声は健在でついついガンダムを思い出してしまう。ところで古谷先生がこういうドラマの吹き替えをやるって相当レアだよなと思ったりして。

自分の命を預けるとしたら・・・

6話あたりだったと思いますが、医療ミスの弁護を引き受ける話があります。我こそ神、選ばれし者、自分以外は下等な人間という他者見下し系の天才外科医の弁護になるので、いったいどうやって勝つのか?というところに興味がそそられる話なのですが、この中で考えさせられる言葉があります。

「自分のいのちを任せるとしたら、人の良いだけの二流医師か、腕が一流だけど人間性最低の医者か」というような究極の二択が問題提起されます。

ほぼ100%後者を選びますよね。でも助かってしまった場合はどうでしょう?。普通にお付き合いしていくなら間違いなく前者を選んでしまうはず。人って自分に都合の良いものだけを選ぶものですね。このエピソードでもそこに焦点が向けられます。

陪審制の怖さ

日本人がこのドラマを観て真っ先に思うことは「恐怖」なのではないかと。なぜなら自分がもし被告になってしまったら、裁くのは裁判官ではなく陪審員だから。陪審員って普通の民間人です。しかもランダムに抽出された人たち。素人に自分の罪を裁かれるっていうのは結構怖い・・・。日本にも似て非なる陪審員制度のような「裁判員制度」がありますが全く別物。日本の裁判員制度も問題がいろいろありますが、それでもどちらかと言えば法律の知識がしっかりしている人に裁かれるという安心感はあると思います。陪審員制度の怖いと思う点は、

  • 法律云々ではなく、単純に印象だけで判決されてしまいそう
  • 弁護士の腕次第で結果が決まりそう

この2点。特に一番目の印象だけで裁かれそうという部分は非常に恐ろしい。素人の場合、安易に世論に流されそうですし、どうしても主観が入りすぎて冷静な判断ができない人が多いイメージがあります。裁判は証拠というものが最も重要視されるべきだと思いますが、素人はそれよりも感情が勝ってしまう時が多いのではないかと。実際最近のネット炎上のようなものを見ていると、どう考えてもやり過ぎのヒステリックな糾弾が多い気がしますよね。こういう周囲に同調して流されやすい国民に裁かれるのは私なら嫌だなと。それなら裁判官に裁かれる方がまだマシです。

陪審制って怖いよなぁ〜と、毎話思いながら観ています。

ボイラールーム詐欺

巷ではマスク品切れ続出で、どえらい騒ぎになっています。私はシラけて見てる派なので早く収束すれば良いのになと考えています。さて街ではマスク品切れで騒いでおりますが、株の世界では違った意味で騒動になっています。それがマスク関連銘柄の急騰。もう・・・あり得ないだろ!というくらい連日賑わっている銘柄もちらほら。急騰と急落を繰り返す100%ギャンブルの世界になっています(少し異様ですが、見ている側としてはとても楽しい)。

脱線したので本題に戻りますが、第17話「マネーゲーム」も株取引のお話。ボイラールーム詐欺と呼ばれる株取引の詐欺行為の話のようです。簡単に説明すると、

  1. 首謀者AがB社の株を1,000円で買う
  2. Aが他人Cに「B社の株は値上がりするよ」と購入を持ちかける
  3. Cのような人を沢山集める
  4. 株価はどんどん値上がりする
  5. 値上がりしたので株を売却しようとする人に「もっと上がるから待ってた方が良いよ」と売らせない。
  6. 十分値上がった時点で、Aが売り抜ける。そして姿を消す。

というようなものです。

これ以上はネタバレてしまうのでやめますが、かなり悪徳です。ネズミ講に似ているかな。儲かるのは最初に勧誘した人だけというところは共通している。

本作を観ていて思ったのですが、アメリカでは日本と少し感覚が違うようで、投資の責任はあくまでも個人に委ねられるという意識が強いようで、少額訴訟のこの手の話では、立件すること自体が難しいような感じだそうです。さて、騙された人たちをブルはどうやって救うのでしょうか?

JPがエロすぎる

シーズン1エピソード21~22に登場している女性弁護士のJP(エリザ・ドゥシュク)。第一印象は「エロい」のひと言。ここまでずっと観てきた人なら、このエピソードから急に違和感を感じること間違いなしなんですよね。セクシャルな空気感をこれまでほとんど漂わせないで進んできた話に、突然ぶち込んできたようなこのお色気。特にそう感じるのが

  • JPの喋り方(吹き替えの声優さんも意識しすぎの「セクシー」感)
  • JPの歩き方
  • JPの衣装(こんなん誰着るんだ?という感じの白赤ワンピ)
  • ブルとのセクシーなやりとり

ということで、このエピソードについては一向に内容が頭に入ってこず、無意識に追っているのはJPの出演シーンという、ただのどスケベおやじと化しておりました。そして、綺麗な女優さんだなと思うとついついウェブでチェックしてしまうので今回も例外なく調べてみてびっくり。

このBULLの撮影でセクハラ行為があったということじゃないか!しかも、セクハラしたのがBULL(マイケル・ウェザリー)本人。オイオイ何やってくれてんだよと。“アイズオンリー”ご乱心やないかと。確かにスタイル抜群の美女だから気になるのはわかるけど・・・セクハラは完全にアウト。

ということで、後付けになるのですが、このエピソードの設定もなんとなくマイケル・ウェザリーのご意向を強く反映したようなものになっているように思えてきて、一気に興醒めしてしまった感があります(でも面白いから観続けるけど)

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