「奇蹟がくれた数式」のざっくりあらすじと感想

2016年作品ということで、まあまあ最近の作品。天才数学者を題材にしたストーリーということで

  • グッドウィルハンティング
  • ビューティフルマインド
  • イミテーションゲーム

のような感じの映画がお好きな方は特に楽しめる内容なんじゃないかと思います。

ざっくりあらすじ

インドに実在したラマヌジャンという天才数学者の物語。小さな頃から数学の非凡な才能を見せていたラマヌジャン。しかし当時のインドにその才能を発揮できる場所はなく、研究こそ諦めていなかったものの、苦悩する日々が続いていました。自身の研究結果を書いた手紙を大学などに送るということを行っていましたが、ある時そのセンスに気がついた人がいました。それが世界屈指の名門ケンブリッジ大学の数学者ハーディ教授。そこから彼の人生が変わっていくことになるというお話です。

感想

超天才=苦悩する人生であることが多いのか?

明晰すぎる頭脳が凡人には理解され難いせいなのか、これらの映画の主人公は全て苦労の連続です。トランスジェンダーであったり、学歴が全くなかったり、自閉症だったり・・・どれも周囲からは浮いていて、孤独であることが多い。凡人からしてみたら、こんな頭脳を持っていること自体がとても羨ましいとしか思えないのですけどね。

ラマヌジャン自身が苦労したことと言えば人種と実績なんじゃないかなと。奨学金が受けられず大学を中退してしまったため学位が取れていなかったことや、才能はあったわりにケンブリッジ内での彼への敬意は軽んじられていたような描かれ方をされています。18oo年代の第一次大戦頃のイギリスですから、言うまでもなく人種差別が相当厳しかったはずです。それがケンブリッジ大学という権威においてはさらに際立ったことでしょう。

キャストが渋い

ジェレミー・アイアンズ。久々にみた感があります。ダイハード3、キングダムオブヘブン、仮面の男などで見たことがありますが、どこかで見たけど何に出てたかな?って感じの俳優さんですね。今回は人付き合いの苦手な教授役でしたけど、ハマり役ではないでしょうか。

デーブ・パテール。主人公の天才数学者ラマヌジャン役です。この俳優さんは私は初見です。ちょっと調べてみたら、スラムドッグミリオネアに出てたりしたんですね。最初見た時は、TVドラマシリーズ「ロスト」のサイードかと思ってしまいました・・・似てると思う。

才能が正当に評価されていく様子が見れる、気持ちの良い映画

この手の作品に共通しています(ビューティフルマインドだけはちょっと違うかな?)が、偏見や不当な扱いを受けていた主人公が、徐々に周囲から受け入れられていき、誰もみたことの無い成功や偉業を成し遂げていくサクセスストーリーであることが多いので、観ていると気分爽快になっていく映画であると思います。アクション系とは違った、静かな戦いに勝利していくような感じの映画です。

まだ観たことが無い方は、ぜひご覧になると良いと思います。

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