Vankyo製Cinemango100を使った格安ホームシアター計画

少し前のプライムセールの時に無駄遣いをしてしまいました。購入したのがこのVankyo(恐らくバンキョーと呼ぶはず)製の「Cinemango100(こちらも恐らくシネマンゴと呼ぶはず)」。寝室で暇がある時に寝ながらプライムビデオなんか観ても楽しいかも?と思ったこともありましたし、家族の希望でもあったので購入してみることになりました。

購入から使用感までを書いてみたいと思います。

プロジェクター購入前の悩み

我が家では元々プロジェクターを購入するという選択肢はありませんでした。なぜかと言うと

  • 冷却ファンの音
  • プロジェクター設置の際に工事が必要
  • 接続機器(スピーカー等)の配線と設置場所
  • 画質

プロジェクターを使ったホームシアターを後付けで設置しようと考えると、そこそこハードルは高くなります。一番難儀するのが設置工事を伴うような場合。これは相当気合が必要になってくると思います。天吊り工事、配線(剥き出しで良いという訳にはいかないので)の2点がネックに。工事費もそれなりになると思います。せっかくだから音響もなんて話になると、さらに出費が嵩むことになります。天吊りまではしなくて良いという場合でも、「じゃあどこに置くの?」という問題もある。プロジェクターの性質上、画面(映像を映し出す壁とかスクリーンなど)とプロジェクターの距離感というものが重要になってくるので、そこらへんの適当なところに三脚立てておきゃ〜良い!という訳にはいきません(邪魔になっても良いという方以外)

それならばテレビで良いんじゃないの?という考えに至ると思うのですが、それはそれで問題があります。寝室にテレビが設置しやすい配置であれば良いのでしょうが、今のテレビはデカイ!50インチ超えなんて当たり前です。加えてこれにレコーダーなどの接続機器を考えるとラックなども欲しいところ。TVチューナー経由にしたいのでアンテナ線も引いたりするとなると宅内配線がされて居なければ新たに部屋への引き込みをしないといけません。ちなみに我が家では全室アンテナ線を引いておいたのですが、残念ながら動線を遮断してしまうところにしかTVを置けないので、ハッキリいって邪魔!ここまでして寝室で観なくてもよし!という結論になってしまいました。

そこで考えた“省スペース・低予算のホームシアター”計画

リビングに居る時間がほとんどだから、寝室では寝る前の暇つぶしに「サクッと観る程度」のホームシアターであれば問題ないなと。であればコスパ重視で十分。

ということで、我が家では安さを最重要と位置付けて機器の購入を行いました。

設置について

ほぼこんな感じです。一般的な8畳の寝室。ベッド二台の頭側に仕切りの壁があるので、ちょうどそこに置くことができました(この壁作っててよかった・・・)

 

配線について

配線はとてもシンプル。と言っても繋ぐ機器が少ないのでこんなものです。ここでキモ(肝)になるのがFire TV Stick。前述したとおりプロジェクターがブルートゥース非対応なので、Fire TV StickとANKER サウンドコア ブルートゥーススピーカーをペアリングしています。

プロジェクター側のHDMIのINは2個あるので、Fire TVでひとつ使いましたが、今後他の機器を接続するとすればニンテンドースイッチくらいかな?と。もっと繋ぐ場合にはHDMI切り替え機を経由させればいくらでも増設可能ですし。

ANKER サウンドコアには充電用ACアダプタが付いています。電源タップに余裕はあったのですが、どうせならプロジェクターから充電できないかな?と考え、シネマンゴ100にUSBを差してみたところ、充電できているようです。

 

❶Vankyo「Cinemango100」

サイズ感が約、幅23cm・奥行き18cm・高さ10cm程度です。コンパクトだと思います。使用するに当たって特に注意するような難しい操作はなく、電源入れて映写したいものが入ったデバイスを接続してあげればすぐに映し出されるというもの。

我が家の場合、映画やドラマ、地上波などのテレビ見逃しを観れれば十分なので最終的に使い慣れたFire TV Stickをもう一台購入することにしました。プロジェクター全般に言えることだと思いますが、Fire TVなどストリーミングデバイスと呼ばれるものとの相性は非常に良いと思われまして、HDMI端子にブスッと一差ししてプロジェクター起動+Fire TVを起動するとすぐにホーム画面へと辿り着くほどカンタンにセッティングが完了します。

私は使っていませんが、シネマンゴの付属品として、HDMI⇄HDMIケーブル1本、VGAケーブル1本(PC用だと思いますがいまどきこれ使ってる機器あるのか?)、AVケーブル1本が付いています。恐らくipad、iphone、androidからシネマンゴを使って出力するとなると、別売ケーブルを購入することになると思います。私も当初ipadから出力しようと思ってライトニング⇄HDMIのケーブルを買おうかなと思ったのですが、いや待てよ?わざわざipadのアプリを使わなくてもFireTV差しっぱなしにして使った方が全然楽だよな!と考え直し、新しく寝室用にもう一台購入することにしました。

シネマンゴ100の良いところ。

  • 画質は申し分なし。
  • 今のところ不具合はない
  • とにかく安い!

一番の売りは価格面。私が買った時点で12,000円台でした。他のものと比べてかなり安いと思います。使い始めて2ヶ月程度なので耐久性などの面はわかりませんが、初期不良など一切ありませんので、ハズレでは無かったのは確か。この価格帯、聞いたことのないメーカーのものを買う場合、ある程度“賭け”の要素を意識する必要がありますが、私はくじ運が良いのかわかりませんが今回もアタリ。どうしてもハズレが嫌だ!という方の場合はしっかり保証の付いた名前のわかるメーカーのものを購入することをオススメしておきます。

シネマンゴ100のざんねんポイント①「Bluetooth接続不可」

元々この商品にBluetoothで接続すると考えていなかったのかどうか良くわかりませんが、基本的に接続は全て有線のケーブルを利用したものになります。Bluetoothは別にアダプタというか「発信器を買ってください」とだけなっているのですが、シネマンゴ100の設定画面を見た限りBluetooth接続設定が厄介なものになりそうなので無理してブルートゥース対応させようとするのは労力の無駄かな?というのが印象。

シネマンゴ100のざんねんポイント②「冷却ファンの音」

これはレビューなどでわからないところだと思いますが一番残念な部分は冷却ファンの音。使用者レビューにいくつかこの情報が載っていましたが、だいたい「それほど気にならない・・・」という内容が多かった。でも、ハッキリ言わせてもらいますと「気になる!」。

本体の左右横に大きな排気口が付いていて、そこから熱を逃す仕組みになっています。このファンの音がなかなか曲者。映画やドラマの音が内臓スピーカー程度では負けてしまいます。確かに内臓スピーカーもボリュームを大きくすれば使えなくは無いのですが、それでも高音部(特に声)が聞こえずらいと感じることが多い。聞こえなくないけど、ストレスは溜まるみたいな感じ。

そこで解決策として考えたのが外付けスピーカー「ANKER Soundcore」

超コンパクトサイズ。届いてみるとビックリするぐらい小さいので「大丈夫か?」と思うはずです。ANKER製品は他の商品(Bluetoothイヤホンとモバイルバッテリー)で信頼性は確認済みなので迷わず購入。しかもお得だったのがこの製品一世代前のものなのか、セール中で1,000円引きになっていたので2,900円程度で購入できてしまいました。ホームシアター的なコダワリを考えると、こんなサイズのポータブルスピーカーは「邪道」というか「外道」というか・・・そういう言われ方をするかもしれないけど、単純に「純正の内臓スピーカーより良い音で聞こえれば良い」ということが目的なので、格好とか音質追求などしなければこれで十分!こういう買い物は合理的に考えた方が失敗は少ないというのが私の経験則なので。

内臓スピーカーの弱点を見事に補うものだった

このスピーカー、価格の割に非常に高品質。元々ANKER製品は全体的にこういう傾向の商品が多いと思うのですが多分に漏れずこの商品も。

音の好みは人それぞれなので、音にコダワリが強い人には違う印象なのかもしれませんが、私のようなごく平凡な耳の持ち主レベルには十分過ぎるほど高音質。

  • 人の声が聞きやすい
  • 重低音が重すぎず自然

というもの。一言で言うと「バランス良し」ということ。これがアンダー3,000円、ボールペンほどのサイズ感でということを考慮すれば文句なく高コスパ商品。

ちなみに、上の写真を見てわかるとおりボタンはこの五つしかありません。よって音域ごとのイコライザー設定のようなものはありませんので「もうちょっと低音が欲しい」とか「高音をよりクリアに」などというオーダーは受けつけません。といってもバランスが良いのでわざわざいじらなくてもこれで問題はありません。

と言うわけで、バランスの良いスピーカーが手に入ったので、早速接続してみると、見事に内臓スピーカーで物足りなかった部分を補ってくれました。

冷却ファンの音も劇的に気にならなくなったのは間違いないです。つまり今までは内臓スピーカーが弱すぎてファンの回転音に負けてしまっていたということになるのでしょうか。とにかく劇的に視聴環境が改善!

BluetoothスピーカーをFire TV Stickに接続

シネマンゴ100のところで、Bluetooth接続不可であると書きました。では何にこのスピーカーを接続したのか?となりますが、それはAmazon Fire TV Stickです。

  1. Fire TV Stickの設定画面で
  2. コントローラーとBluetoothデバイス
  3. その他のBluetoothデバイス
  4. Bluetoothデバイスを追加
  5. 探し出した接続機器を接続
  6. 完了しましたとなります(次回以降はここに名前が表示されます。ANKER Soundcoreとか。)

ここまで進めると、スティック側でBluetooth端末を検索してくれます。ANKER サウンドコアのブルートゥースボタンを1秒長押しすると通信開始してくれて、すぐにすスティックが拾ってくれました。接続はこれで終了。

Fire TV StickでもたまにBluetoothを探しきれない場合があると思います。その時は同じことを何度やっても無理。手順を間違っていない場合は接続する側(この場合はスピーカー側)の電源をリセットして再起動してからBluetooth接続手順を再度行うとうまく行くと思います。

Bluetoothスピーカーは、Wi-fi接続を5GHzにしてくださいとのこと

Wi-fi接続を2.4GHzで行っている場合、この警告が出てきます。干渉してしまってスピーカーとの接続に支障があるようです。実際試してみましたがやはりダメ。聞こえるのですが、プツプツと断続的な切断が起きたりします。なので指示どおりに5GHzでのWi-fiモードにして繋ぎましょう。

ちなみに、ANKER SoundcoreはAUXミニプラグ接続も可能です

写真右側にあるのがAUXミニプラグイン。ということで実はケーブルさえあればシネマンゴから有線でこのスピーカーに繋ぐことも可能なのでした。Fire  TVを使っている人はまず使わないと思いますが、Bluetoothがどうしてもダメって場合にはとてもありがたいバックアップになりますね。

恐らく使いにくいプロジェクター台としての三脚

Vankyo製品に限らずプロジェクター用にオプションされているのが三脚。ビジネスの現場などではこれで十分使えるのだと思いますが、我が家では場所を取りすぎで使えませんでした。三脚の足が予想以上に邪魔。ベット利用の方ならまだ枕元に三脚なんてことは無いのですが、これが布団で寝ている人だったら鬱陶しいだろうなぁ〜という感じです。

ということで、もし三脚を買おうとお考えの方がいらっしゃったら、以下のタイプが良いのではないかと思います。

  • 一脚タイプのスタンドにする
  • サイドテーブルを用意する

プロジェクターの角度調整

これも買ってから気がついたこと。Vankyoのシネマンゴ100には映写角度調整はついていません。なので、水平投写しかできない!人によっては水平以外に映写したいスクリーン面がある人も居ると思います。まさに私がそう。壁面に若干角度がついているので水平に投写するのがよろしくありません。

そこで、どうするかというとこれ。

プロジェクター専用品も売っていますが、とりあえず角度さえ付けられれば良いので正直安くても良い感じ。

ちなみに私は自宅に余っていたアクリル板を加工しまして、この台を自作してしまいました。子供の分度器を借りて角度を測って作りました。木工しても良いかもしれません。

Fire TV StickがあるのでTVは要らない

ホームシアターを欲しいと思った時、「TV観たいよね?」となりますよね。となるとまた面倒が。TVチューナーどうするの?なんていう問題が発生。しかし、Fire TV Stickがあればこの心配はほぼ無用。なぜなら、TVerアプリでほとんどの人気ドラマなどが見れちゃうので。もちろん全ての番組を観れるわけではないのですが、そもそもそんなに寝室に居ないだろ?ということになりますし・・・。

それにしても、NHKの番組が一切TVerに入ってこないってどういうことなんだろう・・・顧客の満足を考えていないなら、受信料返してください。

総額約20,000円のなんちゃってホームシアター

正直人前には出せないシロモノになってしまいました。今後一生無いとは思うけど、寝室に他人が入ってきた日には赤面しそうなくらい貧乏くさい見た目です。が!しかし。

新築のお披露目時以外、寝室に他人を入れたことは無い。

パンツにまでコダワリを持つような完璧な人には理解できない感覚かもしれませんが、私は「人目につかないものについては、実用性のみを重視する」という考え方が普通なので、この格安ホームシアターは個人的に大満足です。なにより子供が喜んでくれて「寝室でアニメ観て良い?」と聞いてくることが多くなったので良かったなと。

プロジェクター、Fire TV Stick、スピーカー全て込みでちょうど20,000円で完成しました。

価格と視聴クオリティに対してこの費用なので、「2万円でこの画質と音だよ、どうよ!」という意味で自慢も兼ねて知人などに教えたいところなのですが、あまりにも貧乏くさ過ぎて絶対披露できないという矛盾が起きています。

というわけで、リビングなどでしっかりしたシアターを作る人にはオススメしませんが、なんちゃって好きな方にはこういう格安シアターの作り方もあるよというご提案でした。

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