「Soundcore Liberty Neo」が接続できない時にチェックする点
アンカー社のブルートゥースイヤホン「Soundcore Liberty Neo(第二世代)」を使っています。最近なんとなくこのメーカーの商品が好きで、私の中ではあえて選んで買うブランドになりつつあります。
ところでこの商品に限りませんが、ブルートゥースを使用した無線接続機器によくある「認識されずに接続できない!」という経験はないでしょうか?多くの場合、突然認識されなくなったりという症状だと思います。一度認識されなくなったものは、以後自力で復活するということは少ないようでしっかりと充電されていようが、接続更新を何度やろうがほぼ元には戻りません。つまり、ずっと認識されないまま・・・。
こんな症状の時に真っ先に試してみるのが、機器のリセット!これでほとんどの接続不良は解決すると思います。では早速。
目次
Soundcore Liberty Neo(第二世代:A3911)のリセットの流れ
取説にも書いてあることですが、イヤホンを本体に戻してからリセットという方法を取るので直感的にはわかりにくいので図解してみました。とてもカンタンです。なお現在Soundcore Liberty Neoの第二世代じゃないもの(A3906)も販売されていると思いますが、そちらのリセット方法はまた違うのでご注意ください。
1:認識側でのリセット
何と書いたら良いのか迷ったのですが、例えばスマホとかPCとか「イヤホンを読み込む側」でBluetoothデバイスの削除を行います。感覚的にはイヤホンのみリセットすれば復活しそうだけど?と思っていたのですが私の場合それでは不十分だったようで、このデバイス削除を行わないと再認識は無理でした。
- Bluetooth設定画面を開いて、削除したいデバイスを詳細設定→削除
という流れで削除していきます。画面はAndroidの削除画面ですが、iOSの場合も「Bluetooth環境設定」からデバイス選択をして×マークで削除という流れは同じだと思います(Mac OSではそういう流れなので・・・)
2:イヤホン側でのリセット
次にイヤホンのリセット。
- 上の写真のように、充電ケースに戻した状態で左右のイヤホンの赤丸部分の「d」ボタンを同時押しで10秒程度押しつづける。
- 黄色丸の部分が、赤点滅し終わったらボタンを離す。
これだけです。
3:再認識させる
各リセットが終わったら、後は再度デバイスの認識を行ってあげるだけです。ほとんどの場合これで再認識されると思います。もしこれでもダメならお手上げなので、メーカーさんに相談した方が早いと思います。
認識されなくなる理由
誤操作によるもの
なんとなく思い当たることがあります。これが理由かどうか正確ではありませんが以下のような場合に起きました。
- 子供に使わせていた時、イヤホンの「d」ボタンを何回も押して操作していた
Soundcore Liberty Neoは「d」の多機能ボタンを使い、押し方の変化によって通話や再生、選曲などの操作を行うのであまり変な押し方で操作を繰り返していると、誤作動をしてしまうことが原因のような気がします。実際子供に貸す直前までは何も問題なく使えていたので・・・。私の不注意でした。
認識側でのBluetoothのオンオフによるもの
特にスマホの場合、機種によっては省電力にするためにBluetoothを切断することが多いと思います。これが結構曲者で一度ブルートゥースをオフにした場合、その後オンにしても認識済みデバイスを読み込んでくれないことがあります。これもよくある接続エラーなのだと思います。この場合は、何度か接続更新をすると大抵の場合認識してくれます。それでも無理ならやはりリセットが早いと思います。
Soundcore Liberty Neo(第二世代:A3911)の使用感
約5,000円程度という価格帯に魅力を感じたことと、まあまあ当てになりそうなレビューが多かったことで購入に至りました。これまでもANKER社製のモバイルバッテリーを購入して、その信頼性は確認済みだったので今回もそれほど“ギャンブル感”は無かったかなと。
総合的な評価
良い!この一言。ちなみにこのSoundcore Liberty Neoの機能は二つで
- ハンズフリー通話
- ワイヤレスイヤホン
が可能です。ハンズフリー通話についてはどういう訳かメーカー公式サイトでもアマゾンなどでもセールスポイントとして押し出されていませんが、実はできます。
こう見えてハンズフリー通話可能
パッと見イヤホンのみで、如何にも「マイクですよ」的なものは見当たりません。ですが、しっかり通話が可能です。通話方法は上の画像「d」ボタンを1度押すだけ。私の場合、ジョギング中に使っているので、次のようなアプリを同時立ち上げしています
- Amazon Music
- ランニング系アプリ
この状態でも、電話がかかってくると他がミュート状態になりお知らせしてくれます。なのでよほど鈍感な人じゃない限り電話がかかってきたのが気がつかないということはないのではないかと。特に自動車を運転している際なんか、片耳にイヤホンを入れておいて・・・なんて使い方が可能だと思うので重宝するんじゃないかと思います。
音質
音質については、コスパ的に考えれば全く文句などございません。なんなら今まで使っていた有線ヘッドフォンよりも遥かに高音質。ただし、たま〜にの頻度ですがBluetooth特有の「音遅延」というか、BPMが変わるというか、ゆっくりになるというか・・・そんな症状はありました(一度だけ)。
高音と低音のバランスが良くて長時間聴いていても疲れることがありません。音質というのは好みが分かれる部分なのでなんとも言えない部分がありますが、ざっくり言うと「万人受けする平均的な音」だと思います。5,000円台ということを考えれば上出来なのではないかと思います。個人的に言えば、重低音に拘りのあるBose製品よりもこっちの方が聴き易いかな?と言ったところです。
フィット感
インイヤーイヤホンなので、イヤーチップ?(耳にフィットさせるシリコンの素材のようなもの)が3種類ほど入ってくるので、耳の形や大きさに合わせて組み合わせて使うことが可能だと思います。私の場合はデフォルトで装着されてきたものでピッタリでした。
音漏れとか
このタイプは音漏れなどの心配は無用です。逆にフィット感が良過ぎるので音量に気を付けないと、起動時に爆音でビックリ!なんていうこともあるかなと。
音漏れとは少し違いますけど注意したいのがBluetooth未接続に気がつかずそのまま再生してしまったなんてこと。電車内などでこれをやるとちょっと気まずい。特に他で聴かれると非常に恥ずかしいような内容(音楽)などの場合、もうその場を離れる他ない・・・
それを避けるため、必ず以下ようなアイコンになっていることを確認してから再生した方が良いです。
運動時に使ってみて
一応な生活防水仕様(IPX5)にはなっているので、日常使いのレベルであれば何も問題はないと思います。私の場合ジョギングにもたまに利用することがありますが、汗でズレ落ちるといったこともなくフィット感はなかなかのものです。同じインイヤーであっても造りが悪いと汗でズレてカンタンに外れてくるものもあるので、そういうものと比較した場合Soundcore Liberty Neoは優秀であると思います。
電池の持ち時間
ハッキリ言って、充電するのを忘れるほど長持ちします。私の場合、一度の充電をすれば1日2時間ほどの利用で約2週間は余裕で使えるほどです。コンパクトなのに立派だと思います。
インイヤーフォンの宿命
インイヤータイプ全てに当てはまることですが、耳の入り口に密着させて使うものなので、体の振動がイヤホンに伝わってその擦れを「音」として拾うということになります。なので、ジョギングなど歩く以上の運動をしている場合には一歩ごとに「ギュッギュッ・・・」という音(振動)が聞こえたりします。これはどうしようもないものですので、音量を上げて誤魔化す他ありません。ちなみに慣れてくるとこの振動音も気にならなくなってきますので気にならなくなるかも(私が神経質じゃないのでそうなのかも)
私が今まで使っていたものと比べると、密着感がちょうど良いのでこのSoundcore Liberty Neoはそれほどこの音が気にならないほうかもしれません。音量を上げても高音低音のバランスが良いので変な疲れも感じることはないです。この点も私にとってはちょうど良かったということに。
コダワリ過ぎない人であれば、買いで間違いはなし!
コダワリが強い人には物足りないのかもしれませんからオススメしません。私のように普段使いしやすく、壊したとしても凹むほど高価なものではなく、かつ音質は平均的で良いものを好む人ならば間違いなく買いで正解な商品だと思います。