利尻・礼文島から稚内へ。フェリーを使って1日観光。2019年夏旅

利尻で迎えた2日目です。この日の旅程は・・・

  1. 礼文へフェリーで移動(9:20-10:05)
  2. 礼文から稚内へ移動(12:25-14:20)

フェリーの運航ダイヤを含めると、2回乗るだけで半日作業になります。その為観光に割ける時間が非常に限られてしまいます。上の時刻表を見てわかるとおり、礼文での滞在はたったの2時間程度。レンタカーを借りる時間などを含めると足を伸ばせる場所は限られてしまいます。礼文から稚内へのフェリーは最終で17時台に出発するものもありますので礼文をゆっくり堪能する場合にはこれを使えば良いのですが、そこはやはり天候次第。この日も前日の濃霧が残っていまして利尻を出発する際もやはり厚い雲がところどころに残ってしまっている感じでしたので、我が家では礼文での滞在時間を短縮せざるを得なかったというのが正直なところです。

富士野園地


上の写真は富士野園地から利尻富士を眺めたものです。アイランド・イン・リシリで起きた時は濃霧というか雨が残っていたのですが、ほんの30分ほど走ってここに到着するころにはこのような雲がところどころ抜けた空に。島の東西でこんなに天気が違うというのも島の天気ならではというところなのでしょうか?

そんなことでこの後フェリー乗り場の近くにあるレンタカー営業所へ返却を行い、フェリー搭乗待ちをすることに。

鴛泊フェリー乗り場

利尻から礼文までは大人2等で約1,000円程度。券売機で購入する場合には現金のみの対応ですが窓口だとクレジット払いも対応しているようです。大型船なのでそれほどの揺れはありませんが、この日は礼文到着の前あたりでそこそこの波があったようで船特有の上下左右の揺れが・・・。乗り物に弱い人だと酔うだろうなぁ〜という揺れでした。船内にエチケット袋もありますし、横になれる床席もありますのでそこに避難してくる方も見受けられました。酔い止めを事前に飲んで対応しておくと良いかもしれませんね。

最後にこんな綺麗な利尻富士を眺めることができてホッとしました。またいつか天候の良い日にゆっくり来れたら良いななんて思ってしまいました。ありがとう利尻。

この後約1時間で礼文へ到着。

スコトン岬

どこ此処?という感じですよね。スコトン岬です。この先100メートルほど進むと看板が出てきます。ちなみに写真左側に見えるのが「島の人 礼文島本店」の店舗です。この日は天気がこんななので店内大盛況。我が家でも買い物三昧でした。

しかし笑うに笑えない天気というか、テンションだだ下がりというか・・・ここまで晴れ間が無い天気の場合現地に着いた瞬間にこういう会話になると思います。

「お〜着いたね〜」
「そだね〜」
「折角だから降りてみる?」
「だね」

通常、旅先では「さあ、着いたよ」とかだいたい前向きな発言しか出てこないはずですが、この日は終始「とりあえず」とか「せっかくだから」なんて感じの敗戦ムード濃厚な言葉のオンパレードになりました。そりゃそうだよね・・・この天気だし。

そんな訳で買い物に勤しむことになるのですが、我が家ではこんなものをチョイス。他にも昆布巻きとか礼文限定クッキーとか本土のお土産店でもなかなか見かけないものも多かったような気がします。送料も5,000円以上で無料になるなどなかなか商売上手なお店で思わず爆買い。若い店員のお兄さんもとにかく上手。私の目が“爆買いゾーン”に入っていたのを察知したのか、グイグイとオススメしてくれます。ここまで押してくれればそりゃ買わずにはいられないさ!と。

特に写真左の「礼文だし」はそのままお湯割で飲んでも美味しいし、浅漬けなどに使っても美味しい。ご飯にかけてとろろ昆布と混ぜて食べるなんていうのも絶品で買ってよかった商品の一つでした。地ビールは美味しいのですが、一口目に「イースト菌か?」という独特な香りを発するもので、これが味わい深かったです。

ところで話はスコトン岬に戻りますが、雨こそ降らなかったもののこんな最悪な天気の時に行ってしまうなんて運が悪い。そう思ったので実際に晴れたらシリーズで写真をアップしてみます。こんな感じです。

全く別ものですね・・・。写真を見ただけで爽快になってきます。

我が家で行ったのがスコトン岬だけでした。島の大半がこのような曇だったので、他のスポットへ行ったとしても同じような光景だろうなという予想と、それだったら稚内へ早めに移動して晴天の元観光する時間を増やしたいと考え苦渋の決断。旅をしているとこういう臨機応変さも必要になってきますよね。

他、散策路や北のカナリアパーク、展望台など、島の各所にオススメスポットがあるようですので次回機会があればまた挑戦したいなと思います。小さな子供には何も無い場所なので非常に酷な観光スポットになるでしょうからお子さん連れの家族にはそれほどオススメはしません。それは利尻も同様なので大人だけでゆったり楽しむ観光地という位置付けで間違いないかと思いました。景色を眺めて「あ〜良いな〜」と思える年齢になってから行くところなのかもしれません。

礼文から稚内へ移動

礼文滞在時に唯一晴れた車窓です。場所は浜中あたりだったと思います。

さて、ここから香深(カフカ)に移動し稚内へのフェリーを待ちました。礼文ー稚内のフェリーは約2時間です。

稚内到着直前に船上からノシャップ岬を写したものです。礼文出航後30分も経つ頃にはこのような天気に変わっていましたので、船上は本当に気持ちいい感じで、デッキ席で日差しを避けながらアイスを食べたりして満喫しておりました。礼文ー稚内間はベタ凪状態で船に乗っていることを忘れるくらい。先ほどの利尻ー稚内間の揺れとは大違いだなと。

稚内港到着からサフィールホテル稚内へ移動

稚内到着です。稚内ハートランドフェリー乗り場はとても立派。こんなに立派なのは稚内ー礼文・利尻航路がドル箱だからなのかな?なんて思いながら、爽快な船旅を後にしてホテルへ徒歩移動。この日のお宿は「サフィールホテル稚内」でした。正直この距離はタクシーでも良かったかなぁというくらい、子供にとってはそこそこの移動距離だったようです。

快適なシティホテルです。ちなみにこのお部屋は高層階の見晴らしが良いお部屋だったのですが、それでもアイランド・イン・リシリさんよりもお安かった。需要と供給のバランスによってこんなに差が出るものなんだと感じてしまうことになりました。この部屋は港側に面した部屋だったので日の出を拝めたのも嬉しかったです。

チェックインが早まったこともあって稚内で観光する時間が増えました。稚内の天気は読み通り快晴そのもの。早めに礼文を切り上げて正解だったということになります。

サフィールホテルもそうですが、港と稚内駅周辺に商業施設が凝縮されていますのでレンタカー営業所もこの周辺にあります。レンタカーを早めに借りて、ノシャップ方面の観光に行くことにしました。

稚内駅・道の駅「わっかない」

レンタカーを借りる前に立ち寄った日本最北駅。良いですね〜。大人旅ならば特急「宗谷」か「サロベツ」などを使った鉄道の旅なんて最高だろうなと思いつつ。画になりますね。この駅には隣接したカフェや展示スペース、お土産ショップがあるので鉄道利用者じゃない人でも十分に楽しめる場所になっています。ぜひ足を運んだ方が良いと思います。

北防波堤ドーム

サフィールホテルのほぼ隣にある北防波堤ドーム。有名ですので徒歩で見学。防波堤というとコンクリの塊をイメージしますが、こんなオシャレな防波堤を造るなんて粋ですね。

氷雪の門

港方面からノシャップ岬へ移動途中、ここに立ち寄りました。「みなさん、これが最後です。さようなら。さようなら」この文言は有名なのだと思いますが、第二次大戦間際の旧ソ連の侵攻で亡くなった樺太の方の慰霊碑のようです。とても悲しい出来事だったことがこの慰霊碑の石碑を見ただけで想像できてしまうというもの。今日の平和があるのがこういう方々の犠牲に成り立っているということに複雑な思いがしました。一緒に行った子供には当然内容はわからず、ただただ「綺麗な海が見える公園」として捉えたようです。

この場所は海を一望できる高台にあるので本当に見晴らしが良い。悲しい歴史を慰霊するのにふさわしい場所なのだと思います。

ノシャップ岬

氷雪の門で悲しい気持ちに浸りつつ、その後車でだいたい30分程度移動したでしょうか。ノシャップ岬へ到着。このイルカさんは写真では良く見かけるものですがようやく実物を拝めました。私の写真は下手ですがちょうど夕日を撮影するとこのイルカが逆光に映えるので最高の一枚が撮れると思います。そちら側に観光客が大挙しているのでそれを外して撮影するのは至難の技だと思いますが・・・。

ノシャップ寒流水族館・科学館

閉館が5時ですが、ギリギリ4時半に入館することができました。聞けば「30分もあればどちらも回れますよ〜」なんて、親切に窓口の方に説明して頂いたので入ってみることに。

おたる水族館に似てる造りで、それをもっとコンパクトにした感じの可愛い水族館です。イトウをはじめ、ウニ・ホッケ・カニ・・・全て地元の名産じゃないか!と。食欲をそそる水族館でした。水族館も良かったのですが、科学館もなかなかのもの。砕氷船「しらせ」についての展示などがあり非常に興味深く見学することができました。実物のスクリューの大きいくて硬いこと。

サンセットロードから夕日が丘パーキング

ここから日本海側を南下するサンセットロードを通り、106号線とぶつかるところにある夕日が丘パーキングへと移動。パノラマで見ることができる沿岸の景色は雄大の一言です。天気がもっとよければ尚良いのではないでしょうか。すこし場所がわかりにくいのでGoogleマップを付けておきました。

 

この日の夕食。「竹ちゃん」

夕日が丘パーキングから稚内市内へホテルへ帰着。サフィールホテルから徒歩で10分もかからない場所にあります。他のホテルからでもそんな感じかなと。稚内駅の北に少し進んだ場所にある居酒屋だとおもいます。ここ、口コミでも評判が良かったので狙い撃ちで伺ってみました。時間は5時半頃です。

ちなみに、我々が入った時は待ちゼロでしたが、30分後には順番待ちが5~6組以上あったと思いますのであまり遅くに来るとかなり待つことになると思います。もう一点、ホームページではFAXによる予約可能となっていますが、現在予約は行なっていないとのこと。竹ちゃんさんから電話があり元気いっぱいのおかみさんから「予約はやってないのね〜。お客さん待っている時が多いから早めに来てみて〜!」って爽やかにお断りされました。電話の感じがとても忙しそうだったけど、カラカラとした気さくな雰囲気が漂っていたのでこれは期待できそうだな!と思い伺ってみることに。結果としてはこのイメージ通りの良いお店でした。

ガッツリ冷えたビール

これだけですでに満点ですけどね。だいたいビールをこういう出し方するお店に悪い店はありません。この日は外が寒いくらいの涼しさでしたが、喉を潤すのに抜群の麦茶を頂きました。写真右がお通し。イカの味噌生姜漬け?かな?旨かったです。

超無愛想なおばちゃん店員さんが好き。

これは否定的な捉え方ではなく好意をもっての表現です。我々のテーブルに付いてくれた接客のおばちゃんが、終始無言。注文をメモに取る時も無言。必要以外のことに言葉を発しない。一瞬「耳遠いのかな?聞こえているのかな?」と思うほど心配なくらいに返事をしませんでした。でも、寿司にわさびが居るかどうかなどにはしっかり確認を取るみたいで「わさびは?いる?」みたいな感じ・・・。みたところ60歳を過ぎた感じだと思いますがこの歳だからこそ嫌味なくできる技だと感じました。ちなみにそう思っていたのは私だけのようで私の妻、それから隣のお客さんからはすこぶる不評だったらしく、となりのお客さんからはどうやら軽めのクレームが入ったみたいです。私の妻からも「感じ悪くない?」なんて聞かれる始末。内心「忙しいんだし、愛想が良いからと言って飯が不味いよりはかえって無愛想だけど食事旨い方がよっぽど良いだろ?」と。なによりおばちゃんは至って真剣そのもの。必死さが伝わるところがむしろ私には好感が持てたくらいでした。

他のスタッフさん、おかみさん(たぶん)は気さくな感じの方ばかりなので、お店全体としてみればアットホームで居心地が良い空間という判断で間違いなしだと思います。とにかくお客さんの待ちが多いので忙しさ感はヒシヒシと伝わりますから、お上品なディナーという感じでくるのは間違いかなと。さっと食べ、さっと飲み、サクッと帰る。良い思い出になると思います。

たこしゃぶ

名物と言われれば注文しないわけには行かない。食べれば旨いです。どうやって切ったんだ?と思うくらいタコがペラッペラで運ばれてきます。冷凍したものをスライサーにかけて切るのだと思いますが、この食感が本当に旨い。一人前たったの10枚で1,800円と、お世辞にもおトクとは言えないメニューですが、家族で争奪戦になるくらい人気のメニューになるでしょう。50枚くらい平気で食べられるよ〜!というくらいあっさりとしたゴマだれで美味しく召し上がることができますよ。

いかのゴロゴロ焼き

ツマミに最適。味は焼いた塩辛という感じで写真ではわかりませんがイカ一杯のボリューミーな一品です。イカのワタを味噌と混ぜて焼いたと思われるメニューで、これをご飯で食べても美味しいだろうなという感じ。本州で言うと「ぽっぽ焼き」。醤油ベースで焼いただけではないので味は全然違いますけどね。旨いです。

ホッケのフライ、モズク酢も最高。

珍しいところで、ホッケのフライ、モズク酢もモズクの種類が明らかに違うのがわかるメニューで絶品でした。本土でもありますがタコ唐揚げなんかも美味しかったです。

お腹いっぱいになったので注文できませんでしたが、お店オススメのカニクリームコロッケも注文したかったなぁ〜。「カニごろごろ入ってます」的な貼り出しコピーがあったので。

田舎の居酒屋的なアットホームで落ち着く空間なので、個人的にとてもオススメ。とにかく旨い料理にお酒が進むこと間違いなしです。

そして電子マネーフル対応

料理とは全く関係ない話で申し訳ないですが、このお店一見してアナログ対応だろうなと思っていましたが、会計時にみてみるとまさかの電子マネーフル対応。iD、edy、paypayなど確認できただけでもほぼ全ての電子マネー・クレジットカードに対応していたようです。

美味に舌鼓を打ちながら、赤ら顔でお店を後にしました。会計は12,000円。どんだけ食うんだ!という感じですが、美味しかったので予算無制限を発動してしまいました。

他のお店も捨てがたい。

竹ちゃんの他、夕食候補として迷ったのが「車屋・源氏」さんです。括りとしては当然「たこしゃぶ」になりますね。ちなみに源氏さんは先日TV放映されたので今頃さらに人気が出ているのではないかと思います。日に何回も夕食を食べられるものではないので吟味したいところだと思いますが、最後は直感。口コミなどを信じずに自分の嗅覚に頼ってお店選びをするのがベストなのかな?と思います。失敗しても自分の責任ですから諦めつくし・・・(あまりにも大失敗だと凹むけど)

2日目終了。

利尻・礼文では天気に恵まれず幸先悪くスタートすることになりましたが、稚内への早めの移動に切り替えて調子が戻ってきました。

道北は初ですが、稚内はなんとなく心地よいコンパクトな街といった感じで好きになりました。網走とかに似てるのかな?という感じですが、お食事処が意外と多いので旭川っぽいところもある。

ノシャップの夕日が綺麗だったし、カラッと湿度の低い気候も過ごしやすくて心地良かったです。

翌日は宗谷岬を経由して名寄から層雲峡まで一気に南下する旅程になります。美味しい夕食を堪能した後、ゆっくりと休むことになりました。

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