2019年7月 | 「ハラスメントゲーム」など動画配信で観て面白かったもの。

「ハラスメントゲーム」

唐沢寿明さん主演の企業モノドラマ。コンプライアンスを通して会社を内部から建て直して行こう!という活気のある今流行りの池井戸さん風なビジネスドラマ。面白いです。プライムには最近追加されたようでして、作品自体は新しいので、身近な問題として考えながら楽しく観進めることができる作品ではないかと思います。キャストも良いし。

唐沢さんって、もう56歳なんだぁ〜と驚愕。愛という名のもとにから始まり、不毛地帯、白い巨塔、ルーズベルトゲームなど出演作品はいろいろ観てきまして大に近いファンであります。いつ見てもシュッとしててカッコいい俳優さんだなと。イケてないくたびれたおっさん上司に、理不尽な要求をされる度「唐沢さんみたいな上司なら、何言われても文句ないのになぁ〜」なんて思ったこともありました。それだけ崇拝しております。

今回はコンプラ室長の役。バブル感満載のハラスメントの塊で、一度左遷されて出戻りという、やや冴えない役どころ。ということで、意外と珍しい役どころではないかと思いますが、違和感なくハマっていたので親近感を持ちながら観ることができました。唐沢さんこういう役の方が素にの近いのだろうなと思うところも(常にダジャレとか言ってそうだから)。

こういう企業をテーマにしたドラマ、観てると仕事のやる気も湧いてくるので個人的に大好きです。おじさん世代にオススメの作品。

「ザ・サークル」

エマ・ワトソン主演。トム・ハンクス出演の巨大SNS企業を舞台にした映画です。“情報の開示”というものをテーマにしてストーリーは展開していきます。情報の開示というか個人情報を自ら丸裸にして生活するということになっていくのですが、当然プライバシーの問題とぶつかります。

全ての人間が情報を公開すれば、良い社会になっていく!というテーマを、期待の新人でサークル社の広告塔となるメイ(役:エマ)が実践していきます。そこにはプライバシーは全くありません。途中、もはや洗脳なのでは?というような空気感が漂います。サークル社最高!みたいなものです。こういう流れになってくると、なんとなく「怖いな」と感じるのは私だけなのでしょうか?

このような流れを全体主義と言って正しいのかわかりませんが、大きな流れに乗らなければ排除されるような世の中は窮屈だなと考えさせられる作品でありました。

「オール・アイズ・オン・ミー」

米ラッパー、トゥパック・アマル・シャクール(2pac)の伝記作品です。私もいろんなジャンルの音楽を雑食するので、何度か聴いたことはありましたので興味があって観てみることにしました。あっちのラッパーさんはとにかくこういう伝記作品を作るよなという印象で、例えばエミネムの「8mile」、ドレーの「ストレイト・アウタ・コンプトン」などなど、似たような作品はいくつか存在します。

ラップに全く興味が無い人には、観続けるのも苦痛なのかもしれませんが、ある程度の背景を知っている上で観る分には非常に興味が湧く作品だと思います。モトリーの「ザ・ダート」なんかでもそうでしたが、作品中、バシバシと有名ラッパーが登場。ドレー、スヌープ、ノートリアス・BIG、ショーン・コムズ(パフ・ダディ)などなど、洋楽をほぼ聴かないという方でも、一度は聞いたことがある名前があるのではないかと思います。

スヌープ・・・そこそこ似てるし(特に声)。

さて、若くして亡くなってしまったトゥパックの生涯を描いた作品なのですが、スターのご多分にもれず彼もまた激動の人生を送ったのが表現されていました。トシちゃんじゃないけど、彼くらい“ビッグ”になってしまうと取り巻きが変わるし、なによりも自分自身が変わっていってしまうのだなと、可哀想にすら思えてしまって。売れなければこうはならなかったのかな?とか、家庭環境が違ったら違う方面で活躍していたのかな?とか。

悪そうな奴はだいたい友達というか、実際悪い奴しか周りに集まらなくなってしまうのもあちらのラッパー業界では当たり前なのでしょうか?途中まで観てて、「これ、ストレイト・アウタ・コンプトンのデジャブか?」と思うほどストーリーは似ていました。登場人物が違うだけと言う感じ。

作中ちょいちょい表現されるギャングスタという言葉。ず〜っと前から聞いていて、頭にギャングが付くからきっと悪いイメージの言葉なんだろうとは想像していましたが、まさに的中でいわゆる「そっち系の」と言う意味の米スラングだそうです。でも2pacもそうですが大抵はスタイルとしてギャングスタラップの場合が多いようで、本作中でも2pacが「ギャングスタぶってんじゃねーよ」みたいなものを浴びたりします。アメリカでも“ふかし”ブッこいてるんじゃねー?的な扱いはされていることも多いのかな?なんて。

ちなみに、実際登場するスヌープなどは元ギャングからラッパーに転向した人なので中には本物のギャングスタもいるようなのでした。過去にこだわり過ぎる日本では裏から表に出て大成功なんていう話は滅多に存在しないので、寛容の国アメリカならではの話なのかなと感じてしまいます。

私はコアなラップやヒップホップファンでは無いのですが、そんな私でも観ることに苦痛を感じない作品でした。音楽好きな人なら楽しめる作品かもしれません。

「スコーピオン」

別記事で取り上げてみたので詳しい感想などは全てそちらに書いてあります。適切な表現では無い気もしますが、良い意味で“チープな”感じが食欲をソソる作品なのが本作だと思います。1話完結なのでどこから観てもだいたい理解できるというのもありがたい。

天才がその能力を活かして活躍する作品って、どうしてこんなに夢があるのだろうかと・・・いつも思います。

 

Pocket

keyboard_arrow_up