「サルベーション」など2019年4月に観たドラマ映画で良かったもの。

2019年4月に観たドラマと映画

今月はこうやってみると、意外に映画月間だったなぁ〜。

「ヘルウィーク」

“しごき”がテーマの作品が好きな方にオススメ。

「ムーンライト」で主役の成長後を演じてブレイクした(らしい)トレヴァンテ・ローズも出演するこの作品。「しごき」というものがテーマの作品になっています。

前情報一切無しで観たものなので、よくわかりませんでしたが、黒人が多く通う大学の名門サークルで伝統的に行われる研修生に行う壮絶な“しごき”という名のイジメが、約2時間映し出されます。

内容はそれほどハードでもなく、グロさもエグさもそれほどありません。ただ、陰湿さだけが漂います。

ラストが最悪の結末で、救いようの無い終わり方をするので、やりきれない思いにもなります。が!ひとつ言えるのが、この生徒たち全員、ヘルウィークがどういうものかというものを承知して自らの意思で参加しているということ。勇気を持って逃げ出すことができるのに、それを放棄してしまいます。

現実社会でも、上司が黒を白と言えば白というように、本来できるはずの正常な判断が様々な圧力によって歪めら、間違ったことをやってしまうということがあると思いますが、この作品でもまさにその部分がテーマとなります。

作品冒頭で「こんなのやってられっか!」と、正常な判断を持って逃げ出した生徒がいましたが、本来ならば全員がこういう対応をして、然るべき場所へ訴え出るというのが本来の勇気であるべきだと思いました。我慢することが勇気じゃないし、間違っていることは正すべきだと。

パワハラ、いじめなど、いろんなことを考えさせられた作品でした。

「ザ・ダート」

80・90年代の洋楽ロックにハマった人なら、より楽しめる。

Netflix独占配信。モトリー・クルーの自伝を映画化。ファンのみならず、80年代当時のロックバンドにハマっていた、現在私と同世代の中年のみなさんなら、懐かしさを持って観ることができる作品ではないかと思います。

感想などはこちらに書いておきましたので、ご興味あればご覧ください。

「メッセージ」

「宇宙戦争」の怖くないバージョン。

地球存亡の危機系映画とでも言いますか、そんな感じの映画。ちょっと前までは好んで見ていた映画ですが、最近はどれも同じような展開なのがわかっているので、お腹いっぱいになってしまってあまり観なくなったジャンルです。でも観てしまった・・・。

ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーなど、豪華なキャストです。

ヘプタポッド言語という、円を描いたところに様々な情報が入ったものを使って情報共有する生命体と、人間とのやりとりを描いていく映画です。そこに誤解が生まれ、解釈に悩み、恐怖や不安からあらぬ展開へと進むといったストーリー。

「未来がわかっていたら・・・」私なら受け入れ難いので、避ける生き方を選びます。しかしもしその未来が最愛の子供との時間だとしたら、ルイーズ(役:エイミー・アダムス)と同じ決断をするかもしれないなぁ〜と。

自分の子供と重ねて考えてしまい、切なくなってしまいました。

「アナイアレイション-全滅領域-」

ナタリー・ポートマンの美しさに酔いしれる。

ナタリー・ポートマン主演(レナ役)の、これも未知との遭遇系の映画。ところで、ナタリー・ポートマンって美しいよなと・・・美人過ぎる。意外なことに、私は良く知っているつもりでしたが、この人が出ている作品で観たものは、「マイ・ブラザー」「レオン」「クローサー」程度。私としては「マイ・ブラザー」での印象が特に強いかもしれません。良い映画でしたので。

さて、作品ですが前述の「メッセージ」を観た後での視聴でして、立て続けにこの手の作品ということもあり、飽きるようであれば視聴中止も考えておりましたが、いやいや・・・なかなかの見応え。

これ系の映画は、薄暗い中で対象をひたすらボカしてチラ見せする作品が多く、「ティザーか!」と言いたくなるくらい全編隠しっぱなしで進行していくものが大半ですが、本作は全く違います!最初から最後まで正体を見せまくります。

この映画の良いところが、恐らく「想像できそうな範囲の得体の知れない存在」として、未確認生物を表現しているところかなと(ラストはそうでもないけど)。なので、実際に居たら怖いよな〜という恐怖がリアルに感じられるので飽きが来ません。

加えて、ナタリー・ポートマンの美貌。これは男性目線でしかありませんが、どんな角度から見ても、どのシーンでも見惚れてしまいます。なので、3倍速早送りなんてことはできません。

期待していなかったけど、面白い作品でした。

「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」

グランジ感が漂う、地味ながら良作。

2時間超えの長編作品でしたが、長さだけを感じる作品ではなく、あっと言うまに観終えることになりました。個人的にはかなりオススメできる作品。

キャストがライアン・ゴズリング、ブラッドリー・クーパー、マハーシャラ・アリ、レイ・リオッタなどなど、豪華な顔ぶれ。

ストーリーについてですが、日本に住んでいる私には、アメリカの実社会にこういう現実があるのかさえわかりませんので、これがリアルなのかどうかがわかりません。ただドラッグ、犯罪、汚職、移民などニュースでよく聞く“アメリカの問題”が描写された作品になっているので、リアル感は高く、淡々と進んでいくことでより自然に入ってくる内容ではありました。

仲間を売って、汚職を内部告発した本人が、権力を持ったとたんに今度は自分に不都合なものを揉み消そうとする姿や、家族を蔑ろにした結果荒んでいった息子を、理解しようともしなかったこと・・・エイブリー(ブラッドリー・クーパー)、本当にそれで満足か?

愛するものを守るというシンプルな生き方を、間違った方法で成立させようとしてしまったルーク(ライアン・ゴズリング)。犯罪に手を染めたこと自体が愚かだとは思うけど、エイブリーとルークのどちらの生き様に親近感を覚えるかと言われれば・・・。

静かな時間にしっとり観たい作品だと思います。

それにしても、レイ・リオッタはこういう汚れた役が良く似合う名優ですね。

「ビースト・オブ・ノーネイション」

普通に生きていける社会に生まれたことに感謝を覚える。

アフリカのとある地域で起きた反政府組織vs政府軍との衝突という、リアルな題材を元に作られたフィクション作品です。実在の国名は出さずに進行する映画になっているので、それ一つとっても機微な(センシティブな)ネタであるということが伺えます。

さて・・・反政府軍が幼い子供を巻き込んで、洗脳し、軍事訓練をさせながら単なる「駒」としてうまく使っていくという、アフリカが抱えている闇が出まくります。

女性への暴力、罪も無い人間への殺戮など、リアルなシーンは1箇所あるだけですが、描写が無くとも全編救いようの無い悲壮感が漂いながら進行します・・・

ですが!子供たち・・・だんだんその地獄のような環境に慣れ、平然と「任務」を遂行するようになります。洗脳ってやっぱり人を変えるんだなぁ〜と。

「イングロリアス・バスターズ」

あえて“クソ”を付けるのが正しいと思う、面白さ。

タランティーノ作品。映画ツウの人なら、この監督の作品は欠かさず観るのが当然しれませんが、私は通でも何でもないので、実はこれが初めてのタランティーノ作品。毛嫌いしていた訳でも何でもなくて、単純に今まで観ようと思ったことが一度もなく、作品にお会いして来なかったという珍事でした。

実は、ある作品を観るまではこの作品を観ようとも思ったことが無くて。その作品とは「ビリオンズ」(別ウィンドウで開きます)。確かシーズン2の中盤だったかと思いますが、ボビーが部屋で映画を観ているシーンのテレビ画面に登場。「マジか!頭をバットで殴るなんてクソだな!」、みたいな件が出てきます。そのシーンに登場したブラッド・ピットが妙に気になってしまい、本作を観るに至りました。

前置きが長すぎることになりましたが、作品について・・・面白かった!(簡潔)

映画としてはこの作品でしか観たことがない章立てされた進行方法で進みます。R指定がある作品でしたが、この作品は、不思議とリアル感を全く感じさせない映画なので、例えば頭の皮を剥ぐシーンだとか、バットでメッタメタに捕虜を殴っていくシーンなど、他の映画で観たら「グロすぎる」と思われるシーンがありますが、心に深刻なダメージを与えるような映像ではありません。「うわぁ〜」という程度。むしろ、あえて“取ってつけたシーン”のように、痛さを感じさせず、がっちりとニセモノ感を出した雑な特殊効果で淡々と描写していきますので、コミカルですらある。

「こういうグロいシーンを、こんな軽快に観せることができるんだぁ〜」と、感心してしまうほど。

約2時間半の長編ですが、とにかく寝落ちするところありません。恐らくツマラナイ映画ならば、作中のテーブルを囲んだ他愛のない会話のシーンで爆睡してしまうのでしょう。ですが、この作品はそういう静かなシーンほど、人の心の微妙なやりとりを感じて緊迫してしまうという感じ。「バレてるんじゃないか?」という恐怖を、常に感じながら観てしまう作品でした。

暴力とグロはあるけれど、血生臭くはない作品。観終わった後に、ほぼ心に何も残らない作品でしたが、とにかく映画として面白い作品だったことは確かです。

「ヘイトフル・エイト」

映画って面白いよなぁ〜・・・と観終わってから思った。

前述、「イングロリアス・バスターズ」を観終わったら、Netflixからのお誘いが届いておりまして、結局観ることに。タランティーノ作品の「ヘイトフル・エイト」。

本作はR18・・・。でしょうね〜って感じです。でも、「イングロリアス・・・」同様、痛さもエグさもほぼ無い。「タマを撃ちやがって〜!」と言いながら悶絶するサミュエル・L・ジャクソンですが、全く痛そうに見えない。

前半と打って変わって、後半は怒涛の銃撃戦になる訳ですが、なんだろう・・・このドンパチは学芸会の芝居を観ているような感じで、心に響いてきません。“演技”にしか見えない。でもそこが観てて心地よい。

でも、最後の処刑シーンでは、新保安官が予想外の正義を見せたり、リンカーンの手紙の件が切なかったりと、期待どおり“じゃない”展開の連続で、視聴中ず〜っと麻痺しっ放しということになりました。

久々のカート・ラッセル、老けたなぁ〜。マイケル・マドセン、カッコいいよなぁ〜(いつ観てもトム・サイズモアと間違うよなぁ〜)

なんだこの映画は!・・・面白すぎる。

「サルベーションー地球の終焉ー」

サルベーションについてはこちら(別ウィンドウで開きます)

「コナン・ザ ・バーバリアン」

ムキムキの筋肉を見せつけられて、ダイエットしたくなる作品。

恐らくストリーミングサービスに加入していなければ観なかったであろう作品。想像はしていたのですが、思ったとおりの展開で、それがかえって楽しかったという映画でした。

70年代を生きてきた世代には、コナンと言えばシュワちゃん。そして我が子世代で言えばコナン違いも甚だしい名探偵コナンという感じになるわけです。シュワちゃんの方の「コナン・ザ ・グレート」に、本作は限りなく寄せているというか、恐らくオマージュ作品であると思いました(調べてないので推測です)

この作品の見所は、何と言っても褐色の筋肉。そして、味付けの荒っぽい肉弾戦。そう、まさにコナン・ザ ・グレートを彷彿とさせる仕上がりになっています。

一点だけ難を言えば、ラスト・・・そこはゴールインでしょ〜!観ればわかります。

「ミッション・インポッシブル/フォールアウト」

この作品に説明は要らない。

プライムビデオとネットフリックスに加入してから、ゲオやツタヤへ行く機会も少なくなり、自ずとレンタルするという意識が薄れてきていました。ですが、どうしても見たい作品は追加料金を払っても観る。今回のMI/フォールアウトはそんな作品でした。

ところで、トム様はいったい何歳までイーサン役をやるのだろうか?と、劇中のアクションシーンを見ていて毎回驚かされています。もうそろそろ還暦ですよ!全然そんな風には見えません。

今回は、シリーズ恒例の落下シーンが若干リニューアルしたようですね。確かずっと建物屋上から侵入、からの急降下で寸止め。という流れだったと記憶していますが、本作では、上空からのパラシュート降下(HALO(ヘイロー)降下と言います)を行うシーンがこれに当たるのかなと。

もしかして、次作あたりでボンドシリーズのように、後継者を用意したりするのだろうかと。アレック・ボールドウィンの代わりにトムがIMF所長をやったりするのかな?とか。どうなるんでしょうかね?

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